時代小説

マイブーム作家

鎌倉時代から明治維新までの武家による封建社会、特に天下泰平の江戸時代の近世封建時代では万世一系の天皇(朝廷)を天上に頂き武家社会では質素倹約を常とし、家臣は領主のため、領主は領民（国民）の為に心血を注ぎ武士は恥を罪とし他のため、国のために己を捨て無欲に士道に生きる。教育思想は戦後大きく変わったが侍魂は今も日本人に脈々と受け継がれていると感じています。時代小説によって武家社会に生きた人達の片鱗を知り現社会に活かせたら、もう少し違った現代社会・人生が見えて来る気がします

１．葉室麟		２．山本周五郎		３．山岡荘八
葉室麟は最近私が最もハマっている作家です。初めて手にした本は無双の花でした。NHKBSの英雄たちの選択でも取り上げられ磯田先生が最も好きな武将と言っていた立花宗茂を扱った小説ですがまさに一気読みです。同じくBSドラマになった菜々の剣(蛍草)も同著者ですがこの方の本を最近は読み漁っています。とにかく史実を尊重しつつ書かれた小説本としてこの作家の本は全くはずれが無いと思います。とにかく面白く時には悲しく、また痛快な絶品小説ばかりです		山本周五郎の時代小説の登場人物は主君に使え国のために己を滅す仏教で言う無我・慈愛の心を持つ武士の生き様と婦女子の夫や思い人への献身的な見返りを求めない愛が描かれていて悲しい題材でも最後の数ページで感動的なラストを用意してくれていてとても安心して読み切れる爽やかな読後感を必ず味わわせてくれます		山岡宗八の講談社歴史文庫全100巻は徳川家康、伊達政宗から読み始め第1巻(源頼朝)から９１巻目(明治天皇)まで完読しましたが最終巻太平洋戦争の９２〜100巻は従軍記者として戦地に赴いた著者の記述があまりに悲しすぎて94巻目でもう読み進める事ができませんでした。いまだに太平洋戦争は読めずにいますが他はいずれをとっても秀逸作品です。通しで読めば鎌倉時代からの日本史をその時代に生きた人たちから再確認出来て歴史好きの方には特にこのシリーズはお勧めです

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４．吉川英治		5．他 おすすめ鉄舟本
吉川英治作品で最初に手にした作品は『宮本武蔵(S10掲載)』でした。話には聞いていましたが初読は村人を山賊から守るシーンはさながら『７人の侍(S29上映)』を彷彿させるものがありました。この本のほうが発刊は早いので黒沢監督は吉川英治の宮本武蔵をオマージュした作品かと思うほどでした。最近('17年)では吉川作品は遅ればせながら三国志を読み終えました(現'20年)		山岡鉄舟おすすめ小説 江戸城無血開城の真の功労者【山岡鉄舟】は人格者であり桁外れの剣の達人であった。こんなにすごい剣禅一致を大悟した侍が幕臣に実在した ☆命もいらず名もいらず（上下） ☆鉄舟の剣

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